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22,Mar,11 01:35放射能
私も長崎県出身ですので、親戚を含め被爆者の話は色々と知ってます。
ここで注意して頂きたいのは、所謂市民団体が公表している被爆者体験談とかいうのではなくて、
実際に身近に居る人達から聞いた体験談と言う点です。
正直、一般に公表されている体験談にはバイアスが掛かっていることが多く、全ての障害が放射能に起因しているような錯覚を受けます。

・私の母方の実家は、平和公園からおよそ3分くらいのところにある、元農家でした。
・私の祖父母・伯母夫婦は(母はまだ生まれてません。)当時、横浜に出ていたため被爆を免れ、祖父母、伯母は爆発3日後に
 長崎に戻りました。(被爆者手帳を持ってます。伯父は海軍従軍中。その他の家族は全滅。)
・放射能が残る中で作業していたため、祖父は目眩・貧血・脱毛などの所謂放射線障害を経験しています。
・祖母は暫く皮膚の爛れが直らなかったとか。後年、膵臓を悪くして死にかけてますが、癌ではないので、放射能の影響はないかと。
・祖父母とも80歳以上で亡くなり、死因は心筋梗塞でした。癌は発症していません。伯母は最近腫瘍を切除しましたが、健在です。

あくまで卑近な話にはなりますが、長期的な放射線の被害は無いように思われます。また、

・知り合いの商社の元専務さんは、40年後に、ヒゲを剃ってたら当時のガラス片がポロリと出てきたと言ってましたが、
 「それくらいの爆風の影響がある場所に居た」ということなのですが、健在です。
・私の田舎は長崎市の隣の町(爆心地から10〜15kmくらい)なのですが、近所のおじさんは、川で泳いでる時にキノコ雲を見てた
 そうです。2〜3時間したら被爆した人達が街の方からゾロゾロとやって来たそうです。この方も健在です。

・・・てことで、正直なところ、現在のような低レベルの被爆については、巷間に広まってる話ほど深刻には受け止めていません。
チェルノブイリもありますし、爆弾と原発じゃ放射性物質の総量が違うだろうと言われればそうなのですが、
原発近郊のモニタリングポストは見られなくなってますが、比較的近くのデータを見る限りでは、悲観的憶測はまだ必要ない段階かと。
環境放射線量が実は結構ある中で、人体には修復機能もあり、結構丈夫ですよと。確率論的なものは保証しきれませんが。
上の祖父の例で言うなら、2Svくらいは被曝してますけど、癌にはなってませんね。ボケとの因果関係は不明ですが。

昨日の↓武田教授のサイトを見ると、色々不安を煽るような計算されてますね。
私も放射線医学は門外漢なので、はっきりとしたことは言えませんが、疑問が数点。
・Sv/hは、単純にリニアに計算していいの?
 当たり前のようにリニアな関数として積算してますが、物理化学屋さんから見ると、自然界の関数は大概指数関数的。
 化学屋さん的に見ても、可逆反応は速度論律速。wikiをみると上記長崎のデータで、200mSv以上の被爆だと発癌率が線形に
 なるらしいのですが、東京の1μSv/hを単純に掛けて1mSv/Monthって、本当かしら?
・1ヶ月積算の330mSvを白血病発症としているが、換算表を見る限り、1度の被爆となってますが?
 化学屋さん的には、修復機能との速度論律速が成り立つのではないかと。(高校で習う活性化エネルギーに似た話ですね。)
・換算表の数値は「自然放射線被曝を除いた目安」となってます。日本の自然放射量は年間約1mSv、世界平均だと2.4mSv、
 一番多いブラジル南部で10mSv。これらと比較しても危険?
・データはスムージングされた値なのでしょうか?
 電波屋さん、電気屋さんの目から見ると、最大値を時間で掛けるのは愚の骨頂。
 (MRTGのグラフを同じように計算してる同業者をよく見かけますが。w )
 Sv/hの次元は体重を無視すれば、Wと同じ。つまり仕事率と同次元。
 であれば、長期的な評価は、平滑化した値を使わなければいけないのでは?
 さらに1μSv/hって、おそらくサンプリングが1hなデータではないのではないかと。
 1h毎平均してれば良いですが、そうでないのであれば瞬間最大値と変わらないんですよね。
 今、新宿のデータ見てますが、3/15に1日Maxが0.8、平均で0.1行ったのが最高ですね。かなりピーキーなグラフです。
 東京都健康安全研究センターの日々の表、1h毎にMAxとMinが出てるってことは、このMax値をもって
 記事を書かれてるっぽいですね。非常に怪しい統計情報です。

20,Mar,11 15:18続き
昨日、↓あんなこと書いてたら、
どうやら増刊たかじんで武田教授が同じ事言ってたみたいですね。
なるほど、どうやらNISAが一番の悪玉のような感じですが、それでも、不測事態対応という行動方針の欠如は、
各組織レベルでも危機意識が無かったということですので、どのレベルも不適切なスタッフ編制であったことは否めないところですね。
とか言ってたら、どうやら政府も重い腰上げたみたいで、自衛隊に管理移そうとしてるようです。
遅きに失した感は強いですけど。

さて、寄付金やら義援金やら胴元があちこち乱立しておりますが、
私はというと、「甥の分の子ども手当て2期分(\104,000)を国庫返納」という形にしてみました。
(京都市役所宛。実際に貰ったのは妹で、かつ千歳市役所なので、「国庫返納」って建前で。)
正直、妙なボランティア団体の運営資金にキャッシュが流れるよりは、確実に予算として使ってもらいたいというのと、
子ども手当て予算自体に対するささやかな反抗心を込めてみた感じでしょうか。

額が高いと思われる方もおられるでしょうが、肉親への香典の額ってそれくらい出しません?
私としては、今災害での国家損失はそれに準ずる、との判断でこの額にしました。
(まぁ、妹夫婦のところの肩代わりも含まれていますので、2世帯分という計算になりますが、
彼女らのところは労務で贖っているところもありますので、ご容赦頂くということで。)

これから補正予算が組まれるでしょうが、子ども手当て関連予算は、間違いなく廃止対象の議論になるかと思います。
一般にも、「子ども手当てなぞいらん」との声は高いわけですが、
そう思うんだったら、良い機会だから、「今まで貰った分返して、復興関連予算として再執行してもらえばいいじゃん」
というのが正直な意見。
貰ってる本人に、「災害復興支援に自分も貢献した」という意識を持ってもらうのも、それはそれで良い教育費なのではないかと。

俺は子ども居ないんだからという方も多いでしょうが、親戚の子になにか買ってやるつもりで、
肩代わりしてあげるのも良いかと思います。
ただ、親御さんにはちゃんと話付けてからですけど。

20,Mar,11 00:32福島の・・・
ニュースから入ってくる情報しか無いところですが、原発に限って言うなら明らかに「人災」のようですね。
正直、元航空自衛官の身からすれば、「なんでこんなに対応が遅いの?!」という苛立ちが募ります。
災害派遣にも関われない今、妙な焦燥感が続いています。(ま、居ても中枢では活動できませんが。)

おそらくはCP活動なんてやって来なかったんでしょうね。
CP:Command Post 所謂、指揮所活動のことです。はら、各自治体でも災害対応訓練とかやってるでしょ?
私も、元レーダー小隊長でしたから分かりますが、被害復旧活動の主体は地味な後方活動にあります。
必要な資機材を探して(補給処、メーカー)移送手段を確保して、(隊内定期便、特別便、極地便、民航、トラック、傭船、
必要ならフォークやUNICを手配)緊急整備計画を立てて、それまでの代替運用を各所調整して、整備シフトを調整して、
関連作業員の糧食の調整から、待機場所の調整など・・・
これらをいかに短時間で行うかが、至上課題となるわけです。
みなさん、現場に出向いている派遣隊員の事しか見えてないかと思いますが、実は大量の裏方が昼夜を徹して活動しています。
妹の旦那(輸送関連)はしばらく家に帰ってきてないとか。
当然ながら、これらの実務・シミュレーションをどれくらいこなしてきたかが実戦での成果に繋がってくるわけです。

おそらく自衛隊でやってる「演習」の実態もご存知ないでしょう。
なにも兵器を動かして当たった・外れたとかやってるわけではないのです。
様々な事態を想定して、(統裁部がそのシナリオを作成します。)作戦立案から、命令、実行に関わる諸手続き、被害復旧や
反攻作戦などの対応活動も含めて、隊の機能やその成果を評価するのが目的なのです。
自治体でやってる防災訓練も似た感じだと思います。

実行動戦力(災害時で言うなら資機材・作業員)も必要でしょうが、一番大事なのは、それらの行動を統括する指揮所なのです。
(「物事をあまり深く考えず、適時・的確に要・不要の判断を裁量する指揮官」と、
「専門に特化して、あらゆる情報収集と方策立案する幕僚、スタッフ」が配置されていると効果的です。
正直、日本人の特性か、この「指揮官」に値する人材は少ないように見られます。
いや、居ないというのではなく、組織的に「しかるべきポジションにそのような人材が配置されていない」事が多いのが実態です。
代わりに優秀な「幕僚」が多いというのはあります。簡単です。「仕事はできる人のところに集まる」の法則です。
幕僚は基本決済権がありませんから、ポジション的には誰でも主体となれるわけです。)

で、福島に関してですが、指揮の主体が政府にあるのか、NISAにあるのか、TEPCOにあるのかは分かりかねますが、
兎に角対応が遅い。敵が行動に移ってから作戦準備に入っているようなものです。
正直、空自のリソース活用などは初日に思いつきましたよ。ヘリ、給水車、放水車、発々、その他資機材etc・・・
隊内であれば、実際の活動に入れば半日〜1日で現着できるものばかりです。
おそらくは、対策の主体がそのようなリソースを知らなかったり、伝手がなかったり、手続きが煩雑だったりと
色々な障害があったのでしょう。
ただ、組織的な指揮所活動が為されていれば、上級指揮所でそれらをオーバーライドできる方策も見つかりますし、
実際、上級指揮所の役割とはそういったものです。
不測の事態に備えて、平時から協定を結んだり、演練したり、規則整備したり、組織見直したりといったことを
怠っていたのが丸分かりですね。
いや、怠っていたというよりは、そのような活動を想定できていなかったという方が正しいでしょうか。
知らない人に「やれ」と言ってもできるわけないのが当然です。
であれば、早期に「知ってる人」・「適切な人」に指揮移管する・させる方が賢明だったでしょう。
ここで言うなら、自衛隊に任せておけば・・・の思いは強いです。
なぜなら、VA:Vital Area(重要防護区画)被害時の対応シナリオは豊富に持ってますし、その中に原発も含まれているのですから。

TEPCOの人間が「命令で死にに行けというのか!」とかいう発言をされてるとか、いないとか。
↓でも述べてるように、軍人はそういうものですし、そのつもりで働いてます。(少なくとも私はそうでした。)
だからこそ危機回避には注意を払いますし、できることはなんでも検討します。
「最悪の事態を防ぐ」(ここで言うなら「半減期の長い放射性廃棄物を大量拡散させない」でしょうか。)という絶対行動目的が
社員に浸透していないのでは、この場を取り仕切るには役不足かと。
「できることはなんでも」には、軍人の場合は当然「兵の生命」も入っているわけですし。

原発自体のオペレーションに注目が集まっていますが、今、注視すべきは、どういう予備行動が取られているかというところに
あるかと思います。

27,Feb,11 23:24戦争論さいぞ
2ちゃんにこんな記事が。
私が退官したのは、親父の癌が明かになって、両親の面倒を見るために実家の近くで定住することが主たる理由だったのですが、
正直なところ、このような記事に代表されるような今の国民を、「守る」という気概が失せてしまったところも実はあります。

日教組の教育の所為で、自衛隊、ひいては軍人が「市民殺しの職業」という誤った認識を植え付けられていることは、
元々分かってはいたことですし、最近ではそれも和らいで来た感はあります。
(注:以前も書いたかと思いますが、正規軍人が殺傷して良いのは、交戦状態にある敵兵のみです。
それ以外の者を殺害した場合は一般人と同様、殺人の罪に問われます。
空爆などの戦略攻撃を防ぐために市民を盾にしたりとか、一般人に紛れて活動するゲリラなどの所為で
市民が犠牲になる場面が往々にして見られますが、決して許されている行為ではありません。)

私も根っからの愛国者というわけでもないですが、「現在の国体を維持」することを目的に、
「国体の主体たる国民」に対し、「自身の生命をもって盾になる」ことを任務の本旨だと捉えて来ました。
自衛隊には、規模、備蓄を見ても分かるように、「打撃力」はあっても「継戦能力」は殆どありません。
侵略がどうとか言ってる方々には、そういった基本的な所が見えてないんですね。
お隣の国々が言ってるような「侵略の意図」が無いことは明々白々なのですけど・・・
GDP世界2位がどうたらの前に、核ミサイルの照準を付けられている国にODAとか・・・
(ちなみに核はどうやっても無差別都市攻撃になりますから、使った時点で戦争犯罪です。
敵の戦争犯罪に対する「復仇」は許されているため、それに備えて「保持」することはできますが、
日本は核戦力を持っていないし、都市攻撃できるような戦力も保持していない・・・
当然、「復仇」もありえないわけです。)
それでいてMDを装備するとか言ったら、極東の安全を脅かすとか訳わからんこと言ってくる。笑
どうみてもこの状況の方がおかしいでしょうに・・・

・・・ちょっと軌道修正・・・
で、日教組的な反戦思想家な方々に対しては、まぁ、自衛隊創設時からのことですし、それほどの抵抗感はなかったのですが、
では、なにが私の意思を削いで来たかというと、リンクにあるような無知な知識人が増えて来ていること。
「国体を守る」ことの意義、目的について、「国を牽引すべき上層の人達」、ひいては組織体そのものが蒙昧になりつつあることです。
私の退官時、外見的には、防衛庁から防衛省への格上げこそありましたが、
「専門的なことは専門家に任せてりゃいいじゃん」的な措置にしか見えないところも多い。
上位組織としてやらなければならないはずの、本質的な問題や議論から目を背けて、
「じゃ、あと宜しく」、「よきに計らえ」的なところがどうしようもない状態になっているなと。
さすがにボス自身が「自分がボスだとは知らなかった」発言には呆れました。
20代の若者を、なにもない離島や、雪深い山の中に何年も閉じ込めておいて、彼らの青春に報いる意識はないのかと・・・
(正直、勤務時間がどうたらとかいうサラリーマンとか、刑務所経験がどうたらとかいう作家さんには、
一度軍隊入ってみろや!とか言いたくなります。まぁ、職種や赴任先で待遇も違いますがね・・・)

リンク先の意見が本質的に間違っているところは、「自分は国に頼っていない」と勘違いしてることで、
・「基本的人権」は「国家」が保証しています。
・逆に言えば、「国家危急の際」には「基本的人権」さえも制限されますし、他国は保証してくれません。
日本以外の国で「徴兵制」がどれだけあるかご存知でしょうか。世界の軍隊の4割は徴兵です。
兵士というのは、本質的に「基本的人権」を制限されます。自衛隊員も例外ではありません。
つまりは、「自由」、「権利」というものが当たり前に与えられるものとして考えているというところに、
「こいつゆとりかよ」的な無知の匂いがプンプンしてるわけです。
国を譲ったとして、現実的に奴隷としてまで扱われることはないでしょうが、少なくとも自治権やその他の
権利が剥奪されることは目に見えてます。
第一、「簡単に国を譲り渡す国民」を、誰が自国民にしたいと思うのでしょうか?
(まぁ、唯一アメリカとくっつくくらいですかね。既に半分くっついてる状態ですし、唯一、「自由」を標榜する国ですから、
市民レベルで繋がっていくのなら、あまり抵抗はないかと。)
「大胆な発想の転換」はすごく良いことですが、基本的な前提条件を無視するようでは、「トンデモ」な方々と違いはないかなと。

今や、こういう人達が増えて来ていて、「平和ボケ」どころか、「知識としてさえも曖昧」な方々が、
政治や世論、組織の中枢にも出てきてることが問題かなと。
相手がどんな人物であれ、「危急にある国民」の「盾として命を使う」ことには、なんら躊躇いはなかったのですが、
「まるで分かってない連中」の思惑で、命の「使い時を誤る」「無意味に使われる」のは勘弁なのです。

26,Feb,11 21:14今日の献立2さいぞ
料理のネタ書いといて写真はないのか?とかいうつっこみがあったので・・・

今日の晩ご飯。
・テレビでやってたガーリックライス
・エビ(お歳暮w)を冷凍庫で見つけたので、フライ
 +卵とパン粉の余りで、魚肉ソーセージフライ。
・昨夜の湯豆腐の残りのほうれん草汁を仕立て
 直したチキンスープ
・お袋が作ったサラダ+りんご
でした。
←はガーリックライスとフライ。
タルタルソースは手作りです。
こだわりは2点
・タマネギは香りと甘味を出すため、軽く湯通し。
・ゆで卵ではなく、味付けスクランブルエッグ使用。
ゆで卵だと全体の味が薄まるので、自家製マヨネーズ
でないと酸っぱくなってしまうところですが、
卵を甘めに味付けしてやるだけで、あら不思議♪
「もっと酸味が効いててもいいかな?」
くらいの感じになります。
味自体も濃厚にできるので、フライにかけるには最適かと。
今回はさらに濃厚にしたかったので、らっきょうも加えてみたり。
酸味は親戚のところから頂いた、すだち(を絞って保存してあるもの)使用。
これはなんか酸味が異様に強くなるので、サラダくらいにしか使ってないですね。(あとは薄めて飲むとか。)
スープの元は、昨日から薄い出汁に浸かってたほうれん草だったので、かなり青汁状態。W
折角栄養もあるので、そのままコンソメと鶏肉をぶっこんで、チキンスープに。
洋風にまとめるつもりでしたが、青臭さがとれないので、ショウガとごま油少々で中華仕立て。

・・・ほんとは和食にするつもりだったのですが・・・まぁ、いいか。
ちなみに先週は、かやくごはんとなべやき(風の五島)うどんでした。
明日はどっちだ・・・

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