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20,Mar,11 00:32福島の・・・
ニュースから入ってくる情報しか無いところですが、原発に限って言うなら明らかに「人災」のようですね。
正直、元航空自衛官の身からすれば、「なんでこんなに対応が遅いの?!」という苛立ちが募ります。
災害派遣にも関われない今、妙な焦燥感が続いています。(ま、居ても中枢では活動できませんが。)

おそらくはCP活動なんてやって来なかったんでしょうね。
CP:Command Post 所謂、指揮所活動のことです。はら、各自治体でも災害対応訓練とかやってるでしょ?
私も、元レーダー小隊長でしたから分かりますが、被害復旧活動の主体は地味な後方活動にあります。
必要な資機材を探して(補給処、メーカー)移送手段を確保して、(隊内定期便、特別便、極地便、民航、トラック、傭船、
必要ならフォークやUNICを手配)緊急整備計画を立てて、それまでの代替運用を各所調整して、整備シフトを調整して、
関連作業員の糧食の調整から、待機場所の調整など・・・
これらをいかに短時間で行うかが、至上課題となるわけです。
みなさん、現場に出向いている派遣隊員の事しか見えてないかと思いますが、実は大量の裏方が昼夜を徹して活動しています。
妹の旦那(輸送関連)はしばらく家に帰ってきてないとか。
当然ながら、これらの実務・シミュレーションをどれくらいこなしてきたかが実戦での成果に繋がってくるわけです。

おそらく自衛隊でやってる「演習」の実態もご存知ないでしょう。
なにも兵器を動かして当たった・外れたとかやってるわけではないのです。
様々な事態を想定して、(統裁部がそのシナリオを作成します。)作戦立案から、命令、実行に関わる諸手続き、被害復旧や
反攻作戦などの対応活動も含めて、隊の機能やその成果を評価するのが目的なのです。
自治体でやってる防災訓練も似た感じだと思います。

実行動戦力(災害時で言うなら資機材・作業員)も必要でしょうが、一番大事なのは、それらの行動を統括する指揮所なのです。
(「物事をあまり深く考えず、適時・的確に要・不要の判断を裁量する指揮官」と、
「専門に特化して、あらゆる情報収集と方策立案する幕僚、スタッフ」が配置されていると効果的です。
正直、日本人の特性か、この「指揮官」に値する人材は少ないように見られます。
いや、居ないというのではなく、組織的に「しかるべきポジションにそのような人材が配置されていない」事が多いのが実態です。
代わりに優秀な「幕僚」が多いというのはあります。簡単です。「仕事はできる人のところに集まる」の法則です。
幕僚は基本決済権がありませんから、ポジション的には誰でも主体となれるわけです。)

で、福島に関してですが、指揮の主体が政府にあるのか、NISAにあるのか、TEPCOにあるのかは分かりかねますが、
兎に角対応が遅い。敵が行動に移ってから作戦準備に入っているようなものです。
正直、空自のリソース活用などは初日に思いつきましたよ。ヘリ、給水車、放水車、発々、その他資機材etc・・・
隊内であれば、実際の活動に入れば半日〜1日で現着できるものばかりです。
おそらくは、対策の主体がそのようなリソースを知らなかったり、伝手がなかったり、手続きが煩雑だったりと
色々な障害があったのでしょう。
ただ、組織的な指揮所活動が為されていれば、上級指揮所でそれらをオーバーライドできる方策も見つかりますし、
実際、上級指揮所の役割とはそういったものです。
不測の事態に備えて、平時から協定を結んだり、演練したり、規則整備したり、組織見直したりといったことを
怠っていたのが丸分かりですね。
いや、怠っていたというよりは、そのような活動を想定できていなかったという方が正しいでしょうか。
知らない人に「やれ」と言ってもできるわけないのが当然です。
であれば、早期に「知ってる人」・「適切な人」に指揮移管する・させる方が賢明だったでしょう。
ここで言うなら、自衛隊に任せておけば・・・の思いは強いです。
なぜなら、VA:Vital Area(重要防護区画)被害時の対応シナリオは豊富に持ってますし、その中に原発も含まれているのですから。

TEPCOの人間が「命令で死にに行けというのか!」とかいう発言をされてるとか、いないとか。
↓でも述べてるように、軍人はそういうものですし、そのつもりで働いてます。(少なくとも私はそうでした。)
だからこそ危機回避には注意を払いますし、できることはなんでも検討します。
「最悪の事態を防ぐ」(ここで言うなら「半減期の長い放射性廃棄物を大量拡散させない」でしょうか。)という絶対行動目的が
社員に浸透していないのでは、この場を取り仕切るには役不足かと。
「できることはなんでも」には、軍人の場合は当然「兵の生命」も入っているわけですし。

原発自体のオペレーションに注目が集まっていますが、今、注視すべきは、どういう予備行動が取られているかというところに
あるかと思います。

27,Feb,11 23:24戦争論さいぞ
2ちゃんにこんな記事が。
私が退官したのは、親父の癌が明かになって、両親の面倒を見るために実家の近くで定住することが主たる理由だったのですが、
正直なところ、このような記事に代表されるような今の国民を、「守る」という気概が失せてしまったところも実はあります。

日教組の教育の所為で、自衛隊、ひいては軍人が「市民殺しの職業」という誤った認識を植え付けられていることは、
元々分かってはいたことですし、最近ではそれも和らいで来た感はあります。
(注:以前も書いたかと思いますが、正規軍人が殺傷して良いのは、交戦状態にある敵兵のみです。
それ以外の者を殺害した場合は一般人と同様、殺人の罪に問われます。
空爆などの戦略攻撃を防ぐために市民を盾にしたりとか、一般人に紛れて活動するゲリラなどの所為で
市民が犠牲になる場面が往々にして見られますが、決して許されている行為ではありません。)

私も根っからの愛国者というわけでもないですが、「現在の国体を維持」することを目的に、
「国体の主体たる国民」に対し、「自身の生命をもって盾になる」ことを任務の本旨だと捉えて来ました。
自衛隊には、規模、備蓄を見ても分かるように、「打撃力」はあっても「継戦能力」は殆どありません。
侵略がどうとか言ってる方々には、そういった基本的な所が見えてないんですね。
お隣の国々が言ってるような「侵略の意図」が無いことは明々白々なのですけど・・・
GDP世界2位がどうたらの前に、核ミサイルの照準を付けられている国にODAとか・・・
(ちなみに核はどうやっても無差別都市攻撃になりますから、使った時点で戦争犯罪です。
敵の戦争犯罪に対する「復仇」は許されているため、それに備えて「保持」することはできますが、
日本は核戦力を持っていないし、都市攻撃できるような戦力も保持していない・・・
当然、「復仇」もありえないわけです。)
それでいてMDを装備するとか言ったら、極東の安全を脅かすとか訳わからんこと言ってくる。笑
どうみてもこの状況の方がおかしいでしょうに・・・

・・・ちょっと軌道修正・・・
で、日教組的な反戦思想家な方々に対しては、まぁ、自衛隊創設時からのことですし、それほどの抵抗感はなかったのですが、
では、なにが私の意思を削いで来たかというと、リンクにあるような無知な知識人が増えて来ていること。
「国体を守る」ことの意義、目的について、「国を牽引すべき上層の人達」、ひいては組織体そのものが蒙昧になりつつあることです。
私の退官時、外見的には、防衛庁から防衛省への格上げこそありましたが、
「専門的なことは専門家に任せてりゃいいじゃん」的な措置にしか見えないところも多い。
上位組織としてやらなければならないはずの、本質的な問題や議論から目を背けて、
「じゃ、あと宜しく」、「よきに計らえ」的なところがどうしようもない状態になっているなと。
さすがにボス自身が「自分がボスだとは知らなかった」発言には呆れました。
20代の若者を、なにもない離島や、雪深い山の中に何年も閉じ込めておいて、彼らの青春に報いる意識はないのかと・・・
(正直、勤務時間がどうたらとかいうサラリーマンとか、刑務所経験がどうたらとかいう作家さんには、
一度軍隊入ってみろや!とか言いたくなります。まぁ、職種や赴任先で待遇も違いますがね・・・)

リンク先の意見が本質的に間違っているところは、「自分は国に頼っていない」と勘違いしてることで、
・「基本的人権」は「国家」が保証しています。
・逆に言えば、「国家危急の際」には「基本的人権」さえも制限されますし、他国は保証してくれません。
日本以外の国で「徴兵制」がどれだけあるかご存知でしょうか。世界の軍隊の4割は徴兵です。
兵士というのは、本質的に「基本的人権」を制限されます。自衛隊員も例外ではありません。
つまりは、「自由」、「権利」というものが当たり前に与えられるものとして考えているというところに、
「こいつゆとりかよ」的な無知の匂いがプンプンしてるわけです。
国を譲ったとして、現実的に奴隷としてまで扱われることはないでしょうが、少なくとも自治権やその他の
権利が剥奪されることは目に見えてます。
第一、「簡単に国を譲り渡す国民」を、誰が自国民にしたいと思うのでしょうか?
(まぁ、唯一アメリカとくっつくくらいですかね。既に半分くっついてる状態ですし、唯一、「自由」を標榜する国ですから、
市民レベルで繋がっていくのなら、あまり抵抗はないかと。)
「大胆な発想の転換」はすごく良いことですが、基本的な前提条件を無視するようでは、「トンデモ」な方々と違いはないかなと。

今や、こういう人達が増えて来ていて、「平和ボケ」どころか、「知識としてさえも曖昧」な方々が、
政治や世論、組織の中枢にも出てきてることが問題かなと。
相手がどんな人物であれ、「危急にある国民」の「盾として命を使う」ことには、なんら躊躇いはなかったのですが、
「まるで分かってない連中」の思惑で、命の「使い時を誤る」「無意味に使われる」のは勘弁なのです。

26,Feb,11 21:14今日の献立2さいぞ
料理のネタ書いといて写真はないのか?とかいうつっこみがあったので・・・

今日の晩ご飯。
・テレビでやってたガーリックライス
・エビ(お歳暮w)を冷凍庫で見つけたので、フライ
 +卵とパン粉の余りで、魚肉ソーセージフライ。
・昨夜の湯豆腐の残りのほうれん草汁を仕立て
 直したチキンスープ
・お袋が作ったサラダ+りんご
でした。
←はガーリックライスとフライ。
タルタルソースは手作りです。
こだわりは2点
・タマネギは香りと甘味を出すため、軽く湯通し。
・ゆで卵ではなく、味付けスクランブルエッグ使用。
ゆで卵だと全体の味が薄まるので、自家製マヨネーズ
でないと酸っぱくなってしまうところですが、
卵を甘めに味付けしてやるだけで、あら不思議♪
「もっと酸味が効いててもいいかな?」
くらいの感じになります。
味自体も濃厚にできるので、フライにかけるには最適かと。
今回はさらに濃厚にしたかったので、らっきょうも加えてみたり。
酸味は親戚のところから頂いた、すだち(を絞って保存してあるもの)使用。
これはなんか酸味が異様に強くなるので、サラダくらいにしか使ってないですね。(あとは薄めて飲むとか。)
スープの元は、昨日から薄い出汁に浸かってたほうれん草だったので、かなり青汁状態。W
折角栄養もあるので、そのままコンソメと鶏肉をぶっこんで、チキンスープに。
洋風にまとめるつもりでしたが、青臭さがとれないので、ショウガとごま油少々で中華仕立て。

・・・ほんとは和食にするつもりだったのですが・・・まぁ、いいか。
ちなみに先週は、かやくごはんとなべやき(風の五島)うどんでした。
明日はどっちだ・・・

14,Feb,11 00:16今日の献立さいぞ
京都に引っ越してから、お袋+甥っ子と同居ということもあり、割と土・日の料理当番やってます。
(甥っ子が所謂野球少年で、リトルリーグのチームに入ってる関係上、お袋が結構付き添いで出掛けることが多いので。)
独身生活も長いので、そこいらの奥さんに負ける気はしません。・・・ていうか、嫁要らず?
・・・募集中です。

で、昨日はすきやきだったので、その余りをとりあえずコロッケなんぞにしてみたり。
・じゃがいもを湯掻いて、マッシュポテトに。
・すき焼きの豆腐をマッシュに加えて、さらに残りの具を微塵にして追加
・残ったたれに挽肉・玉葱の微塵ぶっこんで、さらに濃い目に味付けしてからマッシュに追加
・こねこね♪
・冷蔵庫で冷やせばよかったんですけど、ちょっと緩めのため悪戦苦闘しながら
 小麦粉->卵->パン粉を付けて揚げてみる。
・完成♪

なかなかいい感じのお肉やさんコロッケになりました。

・・・ここまでが前置き。
実はまだ、晩ご飯のメニューは決まってなかったり。笑
で、折角油温めてるので、カツでも揚げてみようかと。
冷蔵庫見たら、シーフードミックス発見。
さっき切った玉葱も半玉余ってるし・・・
よし、今日は洋食系にでもしようか。そうだ、いっそトルコライス作ろうかと。
ええ、長崎のあれです。
てことで、ここからマルチ進行♪

・豚肉にさっきの小麦粉・卵・パン粉で衣つけて揚げ物
・鍋に水を張ってチキンコンソメ+シーフードミックスぐつぐつ
・玉葱半分を微塵にして鍋へ。さらに1玉を薄切り
・トンカツ揚げ終わったら、さらに鍋に水を張って、ビーフコンソメぐつぐつ
 さっきの玉葱薄切り半分投入
・シーフードミックスいれてる方が煮立ったら、塩・胡椒・ガーリック・ターメリック
 隠し味に醤油とみりん、色付けにサフランぱらぱら
・ビーフコンソメの方は煮たったら、スーパーで多めにくすねてきた牛脂を1個投入。
 パセリぱらぱらして横へ。
・米を研ぐ
・新たに鍋で湯を沸かす。塩投入。
・研いだ米にシーフードミックス汁を加えて炊飯器へ。具を少し他に分けておく。
・沸いたお湯にパスタ投入。
・油が冷めてきたので、濾紙で濾して油缶へ。揚げ鍋をかるくキッチンペーパーで拭く
・パスタがゆで上がったら、ざるで湯を切る。
・揚げ鍋にオリーブオイルを引いて加熱。パスタ投入。
・分けてたシーフード、ガーリック、塩、胡椒を投入。
・まぜまぜ♪
・できたら皿に分けておいて、鍋にはそのままさっきの牛脂1個と、残りの薄切り玉葱投入。
・しなってきたとこで、冷蔵庫に入ってたデミグラスソースとソースカツ丼のソースを投入。
・ごはんが炊けるまで、洗い物。今回は冷蔵庫でサラダの残り見つけたので、青物はそれで。
・大皿に->ピラフ盛り付け->パスタ盛り付け->パセリぱらぱら->カツを載せて->デミソースどろりん♪
・コンソメスープとサラダを盛り付けて完成♪

・・・あれ、コロッケは?

まぁ、揚げたて2〜3個は帰ってきた連中におやつで食わせて、残りは次の日の弁当のおかずってことで。笑

トルコライスのパスタはナポリタンが王道だー・・・ってご意見もあるでしょうが、
私はペペロン系の方が好きなので、いつもこんな感じです。
デミソースかけるので、鷹の爪は入れません。
ピラフはさらに炒める場合もあり。
デミソースは、ハッシュドビーフの素の方が美味しい気がする。
ソースカツ丼のソースはあっさり甘口で匂いが弱いので、こういう甘口こってり系の味付けのときに重宝してます。
とんかつソースとかケチャップだと酸味出るし。
それと、結構牛脂って使えますよ。ラードみたいに。
スーパーでお肉買うときに多めに貰ってきて冷蔵庫に常備してます。
よく使うのが、
・牛肉と牛蒡の炒め物の時の炒め用油に。
・↑みたいなコンソメスープに入れてみたり。
・ハンバーグの生地に混ぜ込んでみたり。
ですね。
お試しあれ。

06,Feb,11 04:51ステルスさいぞ
2ちゃんでこんな記事が。
バイスタティックレーダーの事ですね。以前私がやってたお仕事の内容です。
なにもかもが懐かしい・・・。w

1台の送信機から出た電波を別の(複数)の受信機で受けようというものです。
これ自体は簡単なことで、初期のレーダーも基本的に送信機と受信機が分かれてました。
では、なにが難しいかというと、今のレーダーは方位の他に「距離」を求めなければいけないということ。
現行のレーダーは「パルスレーダー」と言って、送信した時刻と、それが戻ってきた時刻の差から距離を割り出しているのです。
(ドップラーレーダーの場合は、周波数変移から速度を出して、そこから2次的に距離が出せますが、精度が劣ります。)
これが、ミリ秒単位の話ですから、送信機と受信機が離れていると、その時刻同期が大変なわけです。
まぁ、以前テストしてたとかしてないとか・・・げふんげふん。

なにが良いかというと、
・対ステルス航空機:レーダー波を乱反射するステルス機も、反射角度によってはよく見えるので、探知しやすくなる。
・自分がステルス:受信設備は電波を出さないので、レーダー波を追ってくるミサイルが効かない。
てなところでしょうか。

さて、上の発言でもわかるように、ステルス機とは、完全に見えない飛行機ではありません。
そりゃそうでしょう。真下からなんかだと反射面積大きいのは当たり前です。
それに、電波は光波に比べて波の性質が強いため、所謂、干渉という現象も起こします。
(周波数の低いMOVAの方がFOMAより建物内の受信状態が良い理由です。)
金属体という誘電率の高い物体であるだけで、自分が発信するかのように振る舞います。
ステルスの基本は、光のように直進してきた電波を、なるべく元の方向(レーダーの方向)へ「反射」させない事ですので、光波的振る舞いが前提です。
(現職時に、将来兵器のレポートで、低周波レーダーを提案したら(所謂UWB HF。積算させて流れ星を追尾した実績もある。)
一笑に付されました。IRSTとか光波の時代に何を言ってるんだ・・・って感じで。)

つまり、「見えにくくなるように工夫されている」飛行機とお考えください。(特に前方から)
探知だけで言うなら、それほど難しい話ではないと思います。
(過去、渡り鳥の群れにスクランブルを掛けることもしばしばありました。人の目でレーダーコンソールを見てると、そこまで見えるものです。
 今はほとんどデジタル化されてしまいましたが・・・古いものが良いという場合もあるのです。)
探知距離が短くなるということはあっても、それが、攻撃目標の直前まで見えないということは先ず無いかと思います。
ということで、攻撃する側から言っても、見つからないことを前提にした運用はありえません。

じゃあ、ステルスの最たる利点がどこにあるかというと、対探知レーダーではなく、対追尾レーダーにあります。
追尾レーダー、つまり、ミサイルを誘導するためのレーダーです。
(探知レーダーは360°全ての方向を見なければいけないので、それほど精度は高くありません。
常に相手の方を向いて、ひたすらその位置を正確に割り出すのが、追尾レーダーです。)

見えにくいということは、継続追尾がしにくい、所謂ロックオン状態に入り難く、外れやすいということです。
ミサイルを発射するためには、相手の動きに常に追従して、なおかつ正確な位置が分からなければいけません。
(ロックオンしてない目標に攻撃しても意味はありません。ミサイル自身が、誰を狙っているのか分からないからです。)
となると、実質的に「有効射撃距離」が短くなるわけです。
対航空機にしてみれば、同じ性能のミサイルにしても、相手が撃つ前に撃てるわけですし、
対地上ミサイルにしてみれば、その防御範囲が狭くなり、逃げやすくなるわけです。

となると、元電子戦屋さんから言わせると、対ステルス対策として、地上探知レーダーを強化することはあまり優先度が高い事項ではありません。
むしろ航空機搭載レーダーや、各種対空ミサイルのレーダーこそ優先度が高いかと。
特に、自衛隊の運用法を考える場合、航空機搭載レーダーこそ急務かと思います。
(逆に、日本がステルス機を欲しがるのもそこです。他所の国に侵攻するという目的よりも、
相手に先に撃たせない、あるいは敵の兵器の性能を相対的に低下させるというとこがミソです。)

よく、「機体は安いのを買って、日本製のアビオニクスで魔改造」なんて発言を聞きますが、
ごめんなさい。日本製のアビオはカスも同然です。
電子機器の製造が得意な日本だから、アビオもレベルが高いはずだという思い込みでしょう。
特に機器を動作させるための運用プログラム関連は最悪ですね。
そりゃそうです。アメリカやロシアは実際に使ってデータ蓄積してるんですから。
ロシア製の兵器があまりデジタル化されてないのをバカにしてはいけません。
機械としては良く作り込まれてますし、多分に核戦争や局地戦を想定してあるので、頑丈さと整備性は折り紙付きです。
なにしろ、使用目的に適合してるかどうかを重視してきたお国ですから、オーバースペックや余計な機能は一切ありません。
日本の現代兵器は機能は豊富にあるのかもしれませんが、じゃあ、その機能をどのように動かすのかといったデータがありません。
使えない機能など、システムとしては無意味なのです。
例えば、某無敵の盾はレーダーとしては古い設計ですし、コンピュータも最近は唯の民生用ワークステーションですが、
そこに入っている運用プログラムがシステムの性能を高めていると言って良いでしょう。
実は兵器にとってはこれが一番重要で、アメリカから供与される、あるいはライセンスされるものの殆どは、肝心の運用プログラムが無い、あるいは古いです。
中東へ行った輸送機に、自己防御用のフレア装置が緊急調達されましたが、肝心のその撒き方(有効なタイミングとか量など所謂運用パラメータ)
は売って貰えませんでした。

こんな記事もありますが、個人的には機体などどうでも良くて、
搭載されてるレーダーと射撃管制プログラムが良いのを選定してくれればと思ってます。
(最新版のF-15とかいいなぁ・・・APG-63V(2)とか付いてると最高。そういう意味では、F/A-18にAPG-79でもいいなぁ。オーストラリアにはもう下ろしてるし。
 タイフーンの統合電子戦装置も以前シミュを見た限りでは良さげな感じではありましたが、性能は分かりませんね。まぁ、外挿できる米製のが安全かと。)

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